平成20年11月23日

 

18th 福知山マラソン完走記(初サブスリーへの道程)

 

1.            過去のレースを振り返って

   現在47歳。40歳手前で初めてフルマラソンを走って以来、初回を除いて10数回のレースは全て3時間台でゴールしているものの、全てのレースで30km付近から歩き出す始末で、走りきったことがなく、自己ベストは3時間26分であった。

   その間の練習方法は、月間走行距離が200km程度で、練習で長い距離を走ることなど滅多になかった。※にもかかわらず、サブスリーを夢見ていた。

 

2.            転機

   今年1月、会社のイベントに招いた太平サブローさんとの会話や、大阪ハーフマラソン終了後「明日香古京を走る会」のキロヨンさんと何気なく交わした会話から、サロマ湖100kmマラソンに本気で出場する気になり、篠山マラソンの翌週から、ウルトラを完走するための練習に取り組んだ。ちなみに篠山マラソンは例によって歩きながらのゴールであった。

その後、縁があってNRFにお世話になることになった。

NRFのユニフォームの初披露となった6月22日のサロマ湖100kmマラソンでは、初出場ながらサブテンを達成することが出来、ランナーとして初めての勲章を得た気がした。(これで、今シーズンは満足?と、ふと思った。)この時の練習方法は、60km走を1回・5時間走を2回の他、週末毎に30km程度走り込みをした。ただし、当時は日々の走行距離を全く記録していなかったので、月間走行距離は不明である。おかげで、年齢は重ねたがこれまでに無い走り込みをしたので、持久力は以前よりも格段にアップしたと思う。

加えて、NRFのメンバーとのペース走を中心とした闘争本能むき出し?の練習が相乗効果となったし、何よりもモチベーションが非常に高揚した!

あわせて、他チームの練習会にもお邪魔した際、諸先輩ランナー達の「強さ」にも大きな刺激を得た。

おかげで、日々の走行距離を記録し始め、今では月間で400km位(これまでの倍)になり、週末は芋峠を2日連続で走るなどハードなメニューもこなしている。※以前より、練習を重ねたという、自負が沸いてきた。

そういえば、ランナーズを読んで股関節を使った走りを意識し始めたのもこの頃で、時々フォームをほめられる様になった。(社交辞令?)

 

3.            秋のフルマラソンの準備期間〜前日まで

   毎年、秋は淀川マラソンに出場していた。だが今年は、福知山マラソンに出てみようと思った。理由は、ただのインスピレーション。サロマ100kmからの疲れが癒えた頃、今年こそは真剣にサブスリーに向かい合うことにした。しかし季節は夏、どうやって練習するか?前述のチームでのペース走は、本当にありがたい!後は暑い中、距離をどうこなす?ふと、サロマの練習を一緒にした「明日香古京」のキーさんが誘ってくださった、芋峠の練習会に参加しようと思い、結構頻繁(移籍するの?と言われるくらい)にお邪魔した。日曜日に朝7時集合はキツかったが、時間を有効に使うことができて、結果的には良かったと思う。お陰で走行距離も伸び、以前よりも強くなった自分を体感してきた。

   この頃から、日々の走行距離をチェックし、チームの走り込み大会に投稿するようになった。

   その後練習の成果を試すため、楠原名誉会長の勧めもあり、平城京4時間走に出場。生意気にも優勝狙いで途中まで2位の位置を続けたが、途中リタイア。格好悪いし、不安になる。  

翌週、和歌浦JAZZマラソン(ハーフ)に出場。「キロ4分のペースで走りきる」がテーマであったが、序盤から3分45秒位になり、途中あえてペースダウン。結果は余力を残して1時間23分位で、理想に近かった。

  〔1カ月前〕今更ではあるが、7年以上同じタイプを使い続けたシューズを変えることにした。スカイセンサーを、ターサーに。しかもサイズも0.5cm下げた。これもインスピレーション。いや、ギャンブル?

  〔10日前位〕マッサージ初体験。疲れを抜くのが目的だったが、触られるとふくらはぎや太ももが、非常に痛い。(もみ返し?疲れは抜けない?)

  〔1週間前位〕土曜日に芋峠走を実施。ランナーズを読んで、岩本氏推奨の下り坂の激走を試みるも、路面が濡れていたので転ぶのを恐れてややペースは控えめ。日曜日にターサーで2回目の試走中、左足首を痛める(不安)。直前の金曜日に刺激走1kmを実施。足首は大丈夫そうだが、右足裏のマメが痛い(また不安)。ただ、ウエイトコントロールは上手くいき、食事は普通に取ったが今週の体重は概ね49キロ台。

  〔前日〕定期練習会には参加せず、完全休養にする。しかし思い立って、トレードマークのCW−Xのスパッツを新調するため、またカーボローディングの一環としてパスタを食べるため大阪へ行く。歩きまわったので、かえって疲れた。木曜日から炭水化物を大量摂取したが、この日夜の体重は50.2kg。これはgood!しかし、便通が普段と比べて悪い。当日にこれも不安を残す。

   直前の一週間で3日間完全休養したが、これはNG?前日に歩き回った。これもNG?※福知山マラソンの翌日に読んだランナーズ最新号に書いてあった。本番前に見たかった(笑)。

   午後9時に就寝。レース前日は、いつも興奮して眠れないことが多いが、午前2時まで寝ることが出来た。その後は、眠りが浅かった。

 

4.            さあ、いよいよ!

   期待と不安が交差する11月23日、午前4時過ぎに起床。朝食はまだ早すぎると思い、大  

  福もちとバナナをバッグに詰め込み、チーム外だが小学校からのある意味ライバルであり友人の來(きたの)君の自宅へ向かう。KF会長と奈良中信の前で会い、やまちゃんの車に移ると、今回同じくサブスリー狙いの、みやもっちゃん・松君が次々乗車。(午後には、みんなでサブスリーを祝い合いたいなあ〜。)

   車の中で、本日のレースプランを再考した。当初、最初からキロ4分で行けるところまで行くペース(ハーフ1時間24分以内で、出来れば30kmまでイーブン)でのチャレンジを予定していたが、途中コンビニで買ったおにぎりを食べながら、前半は抑えて最初の10kmをキロ4分10〜15秒で様子を見るペースに変更することに決めた!アッシーさんが掲示板に書き込んでいた、ハーフの記録×2+10分の公式を叶えるために・・・。

   休憩に立ち寄ったインターでは、知り合いの猛者達に多数出会い、益々気持ちは高ぶる。

   遂に会場着!スタートまでは、時間的に結構ゆとりがあって、早起きは辛かったが、落ち着いて準備ができる。さて、アップ開始。ここで、恐れていた事態が発生、トイレである。結構混んでいる。結局スタート時間までには余裕があったが、アップが思うように出来なかった。

   そして、スタート位置に立つ!Bブロック、まずまずのポジションかな?隣に、ヨッシーがいる。最初はついて行こうかな?いや、今日は誰のペースにも合わせないと決めている。

 

5.            レース録

   スタート!リラックスしすぎ?ゆっくりすぎる?それと、ゴール直前の登りが辛いと誰もが言っていたので、同じ道を下りながら考えた・・・これくらいなら、登りに強い自分には無問題。(しかし、後に地獄(笑)を見る。)

   奈良市民のかつおさんが、猛スピードで駆け下りて行く。やはり速い!ついていく?我慢した。(ついていけなかった?)

   1km地点の標記がわからなかった。2kmで確認した・・・8分30秒→焦った。もう少しペースを上げよう。でも、10kmまでは、おさえて行く。

   後方スタートの、みやもっちゃんが追いついてきた。「行け!行け!」(自分とはレベルが違う。)

   5km手前の折り返しで、アッシーさん・やまちゃんに出会い鼓舞し合う。むーちょくん・ひろっちはもっと前だろう。あれっ、スタート前に4分10分位で行けとアドバイスをくれて、自分もそうすると言っていた、Y市さん(激走する老人)がいる・・・うそつき(笑)。

   自身の折り返し後、反田さん・松君がやや後方に・・・再度鼓舞し合う(そのうち、追いついてくるな)。

   10km地点では、41分20秒台。プラン通りだが、焦る。少しずつペースアップ。調子は悪くない(と、思った)。

   かつおさんに追いついた。驚かそうと、少し後ろを無言で走った。その後、お世話になった人に成長した姿をみせたくて、頑張って更にシフトアップをした(つもり)。

   20kmは1時間22分台・ハーフは1時間27分を僅かに切った位だったので、後半ペースアップする理想のレース展開を目指して、気合をいれた。(結果:20〜25kmの区間は、キロ4分だった。)この頃から、神戸の消防Tシャツを着た二人が、気になり始めた(ある意味ペースメーカー)。

   25km折り返しの先頭グループとすれ違う。むーちょ君は、とんでもない順位だ。同じチームだと思うと嬉しい!次々とNRFの面々が予定通り折り返してきて、声を掛け合った。自分も折り返し、更に気合を入れる。さあ、ここから!ペースは、悪くない(結果:25km〜30kmまでは、20分32秒)。Y市さんの背中が見えた(今日は、運よく勝たせてもらいます)。ところで、この大会はエイドに食べる物が殆んど無いな。メダリスト以外は、何にも所持していないけど、これが本当のレースだなって自分に言い聞かせた。

   30km、さすがにペースが落ちてきたのがわかる。でも、抜かれるより抜くほうが多い。このまま走りきれば大丈夫。これまでは、早ければこのあたりから歩き出していたから、不安がよぎるが、逆に練習量が圧倒的に違う。そして今日駄目なら、これからも無理だよって自分に言い聞かせながら体を前に運んだ。

   残り10kmで、3時間まで50分(しかない?)。キロ5分なら、サロマの経験からいけば問題ないと、再度自分を奮い立たせた。とにかく、ペースを落とすな!でも、すこしずつ落ちていくんだけどね・・・(笑)。

   よくいわれる35kmの壁、自分にとっては残り7kmにしか思えなかった。ロボットみたいだけど、まだ体は動く。まだ抜く人の方が多い。同業者のT歳君に声をかけられた。自分は、力なく返事するしか出来なかった。(彼も初サブスリーの証人になってくれる、と思った。)

   38km地点位で、NRFの旗とKF会長・中森さんの声援を受け、絶対立ち止まるもんかと思った。

   ラスト2km、14分ある。サブスリーを確信!!!まだ、惰性に近いが体は動く。抜きつ・抜かれつの神戸消防達と、ゴールへ向かう。あと僅かの所で、「さあ、どんなポーズでゴールをしようかな?きっと、写真を撮ってくれるだとうしな」と考えていたが、徐々に傾斜が・・・えっ?足が動かない。一旦、止まる?いや、初サブスリーが穢れると思った。

   最後に地獄。普通の人が歩いている方が速いかも?と思える位、亀のごとく自分では走り続けたつもり。「後、200m!」誰かの声で、少し気持ちが安らいだ。「さあ、ゴールの瞬間のポーズは・・・こればっかり」と思った瞬間、ゴールラインの向こうに、アッシーさん・やまちゃん・ひろっちの姿が見えた。ポーズどころではなかった。一秒でも早く、抱き合いたかった(気持ち悪いので、抱き合っていないが(笑))。

   涙が出かけた。何年かかったのだろう。でも、(泣き上戸の自分なのに)泣くよりも、素晴らしい仲間達に喜びを伝えたかった。 

   2時間59分台での、ギリギリのゴールは避けたかった。結果は2時間57分台で、自分的には理想のタイムだと思う。単純に嬉しかった。正直言って、(大した記録じゃないが)自慢しまくりたかった。会場で、同じレースに出ていた知人の顔を見るたび、Vサインをして報告した。当たり前だが、「おめでとう」が本当に嬉しかった。特に、小学校からの友人である先述のK君に会場で報告したことで、本当に腐れ縁だと感じた。

   その後、さっきまでの苦しさが夢のように思えてきた。帰路に向かう際、駐車場を出るのに2時間かかった。待っている間、疲れきったというよりボケッとしており、アドレスを知っていたのに楠原名誉会長に報告するのを失念したことが、今でも悔やまれる。

   

6.            NRFのみなさんへ

   今回、長年の目標であったサブスリーが達成できたのは、NRFの一員になったことが最も大きな要因であると、素敵な出会いに感謝しています。

   ゴール後しばらくは、目標が達成できたから、もうこんな苦しい?練習やレースはやめようかと思いましたが、更に時間が経つと、次も頑張ってみようかと今回のレース後も今まで通りの練習に取り組んでいます。

   新参者ではありますが、これからもチームの一員として練習会や駅伝など、出遅れた分も積極的にかかわっていくとともに、時には切磋琢磨し、時には励まし・喜び合い、時にはバカ騒ぎをやっていきたいと思っています。

   長文・乱文になった割には、チームに対する感謝の意を上手く伝えることが出来ません。

   ただ、今もサブスリー達成が嬉しくてたまりません!本当にありがとうございます。

   最後になりますが、今後とも宜しくお願いします!!

 

7.            追記

   次のテーマは、サロマ9時間切り・フル2時間50分切りに参戦(笑)

 

8.参考:第18回 福知山マラソンの記録

           (通過タイム)  (ラップタイム)  (1kmのラップタイム)

スタートまで       17秒 

5km        20分47秒   20分30秒     4分06秒

10km        41分24秒   20分37秒     4分07秒

15km    1時間01分49秒   20分25秒     4分05秒

20km    1時間22分23秒    20分34秒     4分07秒

ハ−フ     1時間26分51秒

25km   1時間42分23秒   20分00秒    4分00秒

30km   2時間02分55秒   20分32秒    4分06秒

35km   2時間24分14秒   21分19秒    4分16秒

40km   2時間46分32秒   22分18秒    4分27秒

ゴール     2時間57分39秒   11分07秒    

 

(参考ネットタイム)2時間57分22秒

 

 

☆最後まで読んでいただき、ありがとうございます。